プールの塩素や海水でブリーチ毛の色が抜けるメカニズムを、キューティクルやメラニンの視点で解説。夏のハイトーンを長く楽しむためのケアとiLeの考え方を紹介します。
結論:塩素も海水も、開いたキューティクルから色素とタンパクを流し出すから
プールや海のあとにハイトーンが一気にくすむのは、塩素の酸化作用と海水のアルカリ・浸透圧が、すでに開きやすいブリーチ毛のキューティクルをさらに緩め、内部の色素と水分・タンパク質を流出させるためです。「プール 髪色 抜ける」という悩みは、色そのものが消えるだけでなく、髪の土台が痩せていくことで起こります。
塩素で退色が進むメカニズム
塩素は「酸化剤」として色を分解する
プールの消毒に使われる塩素は酸化力を持ちます。ヘアカラーやブリーチ後に入れた色素分子は、この酸化によって少しずつ分解され、色が浅く・黄ばんだ方向へ動きます。これが「塩素 退色」の正体です。
さらにブリーチ毛は、施術の過程でキューティクルがめくれ、内部のコルテックスがむき出しに近い**ポーラス毛(多孔質)**になっています。穴の空いたスポンジのように塩素水を吸い込みやすく、酸化の影響を受けやすい状態です。
タンパク変性も同時に進む
塩素はキューティクルを守る**CMC(細胞膜複合体)を傷め、水分保持力を低下させます。濡れて膨潤し乾いて収縮する動きを繰り返すことで、内部のジスルフィド結合(S-S結合)**にも負担がかかり、パサつきやゴワつきにつながります。
海水がブリーチ毛に与える影響
「海水 ブリーチ毛」で色落ちが早いのは、海水がややアルカリ性で、髪がもっとも安定する等電点から離れた状態に髪を置くためです。アルカリ側に傾くとキューティクルは開き、内部の色素が抜けやすくなります。
加えて海水の高い塩分濃度は、浸透圧によって髪内部の水分を外へ引き出します。乾いたあとに残る塩の結晶がザラつきの原因になり、そこへ強い紫外線が加わると、メラニンや染料の分解がさらに進みます。夏に髪が一気に明るく感じるのは、この複合的な作用によるものです。
退色を「ダメージ」で終わらせないために
ハイトーンは、退ける前提で設計できる
色落ちは避けられません。だからこそiLeでは、色落ちの過程そのものを設計するという考え方を大切にしています。抜けたあとに黄ばんで見えるのか、透明感を保ったまま柔らかく退けるのかは、最初のブリーチの精度で変わります。
iLeのエフェクトブリーチは、ダメージ履歴を10段階で診断し、過酸化水素の濃度をミリ単位で調整する「パーソナル減力」で施術します。断毛を防ぎ、髪の芯を残すことを重視するため、夏のレジャーで受けるダメージにも比較的耐えやすい土台をつくれます(※ブリーチにリスクがゼロになるわけではありません)。黒染めやセルフカラーなど複雑な履歴にも対応します。
当日と当日後のシンプルな心がけ
泳ぐ前に髪を真水で濡らし、洗い流さないトリートメントをなじませておくと、塩素水や海水の吸収をやわらげられます。遊んだあとはできるだけ早く真水ですすぎ、その日のうちに保湿ケアを。乾いたまま塩や塩素を放置しないことが、退色とパサつきを最小限にする近道です。
夏のあとの髪色に迷ったら
退色したハイトーンをどう活かすかは、履歴を見てからが本番です。次の一手に迷ったら、サロンやスタイリストのページからお近くのiLeへ気軽にご相談ください。