ブリーチで髪が傷むのはなぜか、その仕組みを構造から解説。ハイトーンでも髪への負担を抑えるための考え方と、iLeのエフェクトブリーチの設計思想を紹介します。
透明感のあるハイトーンに憧れても、「ブリーチをすると髪が傷む」というイメージから踏み出せない方は多いものです。ここでは、ブリーチで髪が傷む仕組みを構造の面から整理し、ダメージを抑えるためにどう考えればよいかを解説します。
ブリーチで髪が傷むのはなぜか
髪は、外側を覆うキューティクル、内部を満たすコルテックス、そして中心のメデュラという層構造でできています。色を抜くブリーチは、この内部にあるメラニン色素を酸化・分解することで明るさを引き出します。
このとき働くのが過酸化水素を中心とした薬剤です。色素を分解する反応はキューティクルを開き、内部のタンパク質や水分、油分にも影響を及ぼします。結果として髪のハリやコシが失われ、手触りがゴワついたり、ひどい場合は切れ毛につながる――これがブリーチで傷むと言われる基本的なメカニズムです。
つまり、ハイトーンで髪が痛むのは「色を抜く」という行為そのものに不可避の負担が伴うため。完全にゼロにはできません。だからこそ、いかに負担を最小限に抑えるかという発想が重要になります。
ブリーチのダメージを抑えるための考え方
ブリーチのダメージを抑えるうえで鍵になるのは、「必要以上の力を髪にかけない」という考え方です。
髪の状態を正しく見極める
同じ黒髪でも、過去のカラーやパーマ、自宅でのセルフカラー、黒染めなどの履歴によって、髪が抱えているダメージの蓄積はまったく異なります。一律の薬剤・濃度で施術すれば、強すぎて傷む部分と、弱すぎて狙った明るさに届かない部分が同時に生まれてしまいます。
まずは髪の履歴と現在の状態を細かく診断し、その髪が今どれだけの負担に耐えられるかを把握すること。これがダメージコントロールの出発点です。
必要な分だけ力を使う
色を抜くために必要な反応の強さは、髪の状態によって変わります。過酸化水素の濃度を一律で使うのではなく、髪の状態に合わせて細かく調整すれば、余分な負担をかけずに済みます。「明るくする力」と「髪を守る視点」のバランスを取ることが、傷みを抑えながらハイトーンを楽しむための核心です。
iLeが大切にしていること
iLeの代名詞であるエフェクトブリーチは、まさにこの考え方を体系化した技術です。ダメージ履歴を10段階で診断し、過酸化水素の濃度をミリ単位で調整する「パーソナル減力」によって、髪の「芯」を保ちながら透明感のあるハイトーンを目指します。
さらに、色が抜けて褪色していく過程の美しさまで含めてデザインするのも特徴です。黒染めやセルフカラーといった複雑な履歴を持つ髪にも、状態を見極めながら向き合います。
もちろん、ブリーチである以上リスクをゼロにはできません。だからこそ、髪としっかり向き合い、負担を最小限に抑える設計を積み重ねること。それがiLeの基本姿勢です。
ブリーチに不安を感じている方も、まずは髪の状態を知ることから始めてみてください。考え方の詳細はエフェクトブリーチのページでご覧いただけます。