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— COLUMN / September 29, 2026

カラーバター・カラートリートメントで色補充:サロンカラーとの違い

ブリーチのヘアスタイル

カラーバターやカラートリートメントによる自宅での色補充と、サロンカラーの違いをヘアサイエンスの視点で解説。ブリーチ毛の色持ちを保つための考え方をiLeが紹介します。

結論:色補充とサロンカラーは「役割」が違います

カラーバターやカラートリートメントは、すでに入っている色味を**表面から補う「メンテナンス」のためのもの。一方サロンカラーは、髪の内部構造に働きかけて色を新しく設計する「施術」**です。どちらが優れているという話ではなく、目的がまったく異なります。この違いを理解すると、ブリーチ毛の色持ちは大きく変わります。

カラーバターの違い:染料がどこに留まるか

塩基性染料・HC染料は「表面」に吸着する

カラーバターやカラートリートメントの多くは、塩基性染料やHC染料を使っています。これらは分子が比較的大きく、髪の表面(キューティクル)や、その隙間にイオン的に吸着・浸透して発色します。アルカリ剤や過酸化水素で脱色したり酸化させたりする工程がないため、髪の内部にあるコルテックスやジスルフィド結合(S-S結合)を新たに壊すことはほとんどありません。

つまりカラーバターの違いは、「色を足すが、髪の構造そのものは大きく変えない」点にあります。だからこそ退色すると色が抜けていきますが、ダメージの追加は少ないというメリットがあります。

ブリーチ毛ほど、よく染まり・よく抜ける

ブリーチ毛はメラニンが分解され、キューティクルが開き、内部が多孔質なポーラス毛になっています。染料が入りやすい反面、水や洗浄で流れ出しやすい状態です。カラートリートメントがブリーチ毛によく乗るのはこのためで、色補充としては相性が良い一方、こまめな補充が前提になります。

サロンカラーとの違い:内部から色を「設計」する

サロンカラーは、アルカリ剤でキューティクルを開き、酸化染料が内部で発色し、必要に応じて過酸化水素でメラニンを脱色します。色を内側から作るため、透明感やコントロールの幅が段違いです。その代わり、扱いを誤れば負担も大きくなります。

ここで土台となる脱色そのものの質が効いてきます。iLeのエフェクトブリーチは、共同代表の西村涼と酒井元樹が共同開発・体系化した技術で、ダメージ履歴を10段階で診断し、過酸化水素濃度を**ミリ単位で調整(パーソナル減力)**します。断毛を防ぎ、髪の「芯」を残しながら透明感のあるハイトーンを目指す設計です。ブリーチ毛の状態が整っているほど、その後のカラーバターでの色補充もきれいに決まります。

自宅での色補充を上手に使うコツ

色補充を自宅で行うなら、まず「色を足す道具」であって「傷んだ髪を治す道具」ではない、と割り切ることが大切です。乾いた髪より濡れた髪のほうが均一に入りやすく、放置時間や使用量は製品の表示に従ってください。ブリーチ毛は等電点が乱れCMCも失われがちなので、色補充と合わせて保湿ケアを重ねると、色の抜け方も穏やかになります。

iLeでは、色落ちの過程まで見据えて最初のカラーを設計します。どう褪色していくかまで考えておくと、自宅の色補充が「補正」から「楽しみ」に変わります。黒染めやセルフカラーが重なった複雑な履歴でも、まずは今の状態を正しく見極めることから。気になる方はエフェクトブリーチの考え方やよくある質問をのぞいてみてください。